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令和2年度 定期監査結果(衛生関係)の公表

[2021年3月30日]

定期監査結果の公表

このことについて、地方自治法第199条第1項、第2項及び第4項の規定により実施した定期監査結果を、同条第9項の規定により、下記のとおり公表します。

なお、本監査は、甲賀広域行政組合監査基準に準拠しています。

令和3年3月25日

甲賀広域行政組合監査委員 山川 宏治
甲賀広域行政組合監査委員 山中 修平

種類

定期監査(財務監査・行政監査)

監査対象

衛生関係

着眼点

事務の執行が法令に適合し、正確で、最少の経費で最大の効果を挙げるようにし、その組織及び運営の合理化に努めているかを主眼として監査するものです。

監査期日

令和3年2月19日(金)

実施内容

衛生課に対し資料の提出と説明を求め、その資料を基に関係書類を審査するとともに、事務執行状況や事業管理が法令に適合し、正確で、経済的、効率的かつ効果的に実施されているかを監査しました。

監査結果

上記により監査した限りにおいて、監査の対象となった事務については、法令の適合性、事務処理の正確性、効率性、組織運営の合理化の観点から、適正に執行されていました。

事務の執行状況

はじめに、衛生センター管理棟の会議室において、衛生課における事務事業の内容、ごみ処理施設、し尿処理施設における搬入実績、施設維持管理や排ガス等各分析結果からみる施設運転状況についての説明を受けました。
本年度に実施されたごみ処理施設における分析結果について、ダイオキシン類、騒音、振動、悪臭や周辺環境大気、土壌とも法令基準及び地元協定値に適合しているものでした。また、滋賀県が実施した測定結果についても適合していることを確認しました。し尿処理施設における放流水の水質測定結果についても、法令基準に適合している状況でした。
しかしながら、ごみ処理施設の排ガスについて、2系焼却炉における排ガス中の水銀濃度が、11月4日と13日に実施した定期測定において、環境省が定める基準を超えていることが判明し、このことを受け環境省の定めるフローに従い再調査、検証を実施、応急対策を施した結果、現在は基準値以下であることを確認していることを説明されました。
また、ごみ焼却過程では水銀が生成されるものではないことも説明されましたが、ごみ焼却施設からの排ガス中に環境省が定める基準値を超えていることは事実であり、正副管理者や関係機関である滋賀県、甲賀市及び湖南市の担当課には報告、協議する等を迅速に実施しているが、市民の代表者である組合議員や周辺住民が参画する衛生センター委員会など、市民への情報をお知らせすることが遅くなったことは、残念なことと考えます。より一層の問題意識の向上に努めていただきたい。
当初の稼働から25年が経過しているごみ処理施設は、施設の経年劣化、環境保全のため、施設の延命化工事となる基幹的設備改良事業を円滑に行うことで、市民の生活環境を守りながら、最大の効果が発揮されるようコストの低減を図っていただきたい。
反面、し尿処理施設における生し尿の投入量は、平成4年度の投入量ピークから比較して80%余り減少している現状から、今後の運転処理に係る維持管理の効率化について、引き続き調査研究が必要であり、最小経費で最大の処理効果を発揮できるよう取り組んでいただきたい。
併せて衛生センターの運転処理体制を含めて長期的な運営面全体について調査研究を引き続き行い、周辺地域をはじめ2市との協議を図りながら、より良い運営体制の構築に取り組まれるよう望みます。
最後に、管内の生活基盤となるし尿、ごみ処理について、快適な環境、きれいな水、より住み良いまちづくりを目指していくためにも、日々の適正処理に職員一丸となって鋭意努力願うものです。


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